たくみ工房
大阪に切子工房を構える
高橋 太久美
薩摩切子第一人者由利精助氏に師事
木磐やコルクなどを使った手磨きにこだわった制作
切子の世界
江戸時代中頃、長崎へ伝わったカットガラス「切子」はまず大坂で作られ、やがて江戸に伝わって日本独自のカットガラス「江戸切子」として花開きました。江戸時代末には薩摩藩が産業振興のため江戸切子の影響を受けながら透明ガラスに色ガラス重ねて作った生地にカットを施した「薩摩切子」を生み出しました。日本人独特の感性に裏うちされた薩摩切子は高い技術と美しさを誇りましたが、幕末の動乱の中、短命の内に廃絶してしまったのです。滅びた薩摩切子は長らく忘れ去られていましたが、20世紀末に再び見直されガラス工芸の第一人者によって復刻され美しい姿を蘇らせたのです。
営業時間 11時~17時